築44年の住宅のリノベーション。老夫婦の住宅だが将来的に子世帯の同居を想定している。

旧家屋は区切られた個室と北側道路の為、日中も常に薄暗い空間であった。南側に階段を配置し、上部にハイサイドライトを設ける事で、下階へ階段越しのやわらかな光を導く。間仕切りを極力減らし、建物中央に光を誘い込んでいる。

現しになった既設の柱梁が長い年月を感じさせる。長く住み続けてきた思い出を未来へと繋ぎながら空間のアクセントにもなっている。

全体として現代的な暮らしと日本的な意匠のバランスをはかった。

 

 

 

 

 

2018年2月14日